約 2,983,504 件
https://w.atwiki.jp/sousakurobo/pages/907.html
「それはさて置き…お前は何処の誰で、俺に何の用だ?」 「ちょっと!ちょっと!!ちょっとッ!!!」 「騒ぐな。四発目行くか?」 少女は頭を庇い口を噤む。何故か、吠え癖の酷い犬の躾をしているような気分になった。 もう少し普通に喋ってくれれば、俺も不本意な仕置きをせずに済むのだがな。 と言うか、その喧しさの半分で良いので、俺の妹に分けて貰えないだろうか? 「それで何だ?」 「何だじゃありませんわ。私がロワール王国第三王女イリア・フォン・ロワールと知っての狼藉ですの!?」 「何処ぞの面倒な貴族の娘を怒らせたと心配していたが、アランの妹か…」 しかも、第三王女。居ても居なくても良い様な中途半端な姫君の事など知る筈が無い。 そう言えば、奴の血縁者を見るのはこれが初めてだ。ついでに、この国の王の顔や名前は知らない。 「アレだけ私を虚仮にしておいて心配?しかも、お兄様を呼び捨て?どういう事ですの?」 「霧坂殿、お待たせ致しました。」 「ああ、助かる。」 司書殿から本を受け取り、ページを捲りオルベリオンが戦った地名を片っ端から頭に叩き込んでいく。 「この記録にはオルベリオンは人魔問わず、多くの陣営に攻撃を仕掛けているようだが何処の国の所属だ?」 「無視!?ちょっと!?」 イリアが何か言っているが、アレと話をしていても特に得る物は無いので放っておく事にした。 「え、ええ…オルベリオンですが適合者、所属、目的、その全てが不明でして…」 「誰彼構わず、攻撃を仕掛けていたがある日を境に戦場から姿を消したと?」 思いの他、面倒臭い適合者だったらしい。司書が頷くを確認して、再び本に視線を落とす。 カンザス湿地帯、バスキア平野、オルボンス台地、バレンス山の4箇所で多くの戦闘行動が確認されている。 「この四箇所は何処かの国の領土なのか?」 「いえ、魔獣の拠点となっている未開地で御座います。」 其々、一箇所ずつ遺跡が存在しており、好都合な事に魔獣の支配地と来ている。 ならば、この国の許可が出れば、ある程度は自由に行動する事が出来る。 よし…これで一先ずの行動方針は決まった。 「そうか…今日は此処までだ。これで失礼する。」 司書に一礼し、一定の収穫があった事に満足し王立図書館を後にし謁見の間へと向かう。 「本当に貴方は一体、何者ですの?文字の読書きが出来て、王立図書館が利用出来る上に 簡単にお兄様にお目通りが叶うなんて、一介の冒険者の筈がありませんわ!!」 何故、居る?まあ、謁見の順番が回ってくるまでの間、暇潰しに付き合っても良いか。 あんまり喧しい様なら…仕置きに使えそうな物が見当たらないので、拳骨をくれてやる事にしよう。 「姓は霧坂、名は涼夜。歳は19、城下の冒険者ギルドに所属しているシルヴァールの適合者。 後、ついでにアランの友人。それ以外に語るべき事は特に何も無いが…?」 これ以上、語るべき事は無い。この世界に来てから今まで黙々と金稼ぎしかして来なかったのだから。 「待たせたな、涼夜。イリアも一緒とは…どういう風の吹き回しだ? お前から余に会いに来たのは今回が初めてでは無いか?」 「漸く、お出ましか。宮廷図書館で絡まれ、そこから付き纏われてな…」 「つ、付き纏う!?人聞きが悪いですわッ!!」 付き纏っていないとしたら、ストーキングだな。どちらにせよ性質が悪いし疲れる。 キャンキャンと躾のされていない犬の様に耳元で喚くようなストーカーなど勘弁願いたい。 「余としては涼夜と、イリアが婚姻を結ぶ事に反対はせん。寧ろ、賛成だ。領土も与えるぞ?」 「お兄様!?」 「いや、どちらも要らん。」 この世界に長居するつもりは無い。この世界の嫁や領土を貰っても嬉しくは無い。 第一、王族で器量良しという以外、何も取柄の無さそうな少女を嫁に迎え入れたくない。 何よりも髪型がツインテール…いや、違うな。ツインドリルの少女は勘弁願いたい。 「この野郎!?」 この野郎?成る程、あの狙ったかのような喋り方は外行き用で、此方が素という事か? まあ…別に如何でも良い上に興味が無い。アランも来た事だし本題に移るとしよう。 「カンザス湿地帯、バスキア平野、オルボンス台地、バレンス山。 この四箇所で遺跡調査、もしくは魔獣討伐の仕事は無いか?」 それでいて、人を殺す必要が無い仕事があれば最良だ。 「涼夜自らが余を訪ね、依頼を請け負いに来るとは…本当にどういう風の吹き回しだ? 余が呼べば面倒臭いと一蹴し、仕事を頼めばギルドを通せと苦言を申す。本当に涼夜か?」 魔獣の巣窟となっている未開の地である以上、立入は騎士か依頼を受けた冒険者のみ。 そして、ギルドを通して依頼を受けるとなると確実に5人以上の装甲持ちで小隊を結成する事になり 何かと俺の行動が筒抜けになる惧れがある。俺の目的がオルベリオンである以上、人目は困る。 「あ、貴方、お兄様に向かってそんな事を!?」 「イリア、少し黙ってろ。前回の戦いでリザードが牛の巣に現れたのは覚えているな?」 するとイリアは口を貝の様に閉じ、黙り込んでしまった。流石は兄というわけか。五発目の出番は無いようだ。 それは兎も角、水辺に生息している筈のリザードが山地に群れを為していたのは不審に思っていた。 「以前、斥候がカンザス湿地帯でリザードの大群を確認しているのだが…」 カンザス湿地帯は以前、ミノタウロスやリザードの群れと戦ったエルギード山の麓から 1時間程、馬を走らせた所に存在している。カンザスで何かがあったと考えるのが自然だ。 「好都合だ。今回の依頼内容はカンザス湿地帯の調査。可能であれば原因の排除で良いな?」 「ああ。それで構わないが、油断はするなよ?」 「分かっている。」 陸地のリザードはそれ程の脅威にはならないが、水辺になれば話は別だ。 水鉄砲の威力、弾速、射程距離は陸地の比では無いし、発射回数も実質無制限。 更に、水辺専用の能力の開放。単純な攻撃能力だけならミノタウロスよりも上だ。 充分な注意を払うに越した事は無いし、微塵でも油断出来る相手では無い。 そして、俺はカンザス湿地帯の侵攻許可と、刻印装甲の使用許可を得た。 陽が高く昇っている事もあり、昼食を摂るために自宅へと戻ったのだが… 「如何でも良いが…お前はいつまで俺に付き纏うつもりだ?」 自宅に戻って昼食の支度を始めようと思ったところで、妙に人の気配がするので部屋を見回すと 何故か、イリアが憮然とした表情でソファに座って、俺を睨み付けていた。恨まれる謂われは無い。 「今頃になって気付きましたわね?完全に私の存在を忘れていましたわね!?」 そもそも、第三王女という中途半端な肩書きで、存在感も中途半端。 王族とのパイプはアラン一人で充分という事もあり、俺の中では全く興味の無い人物だ。 「キィィィイイイッ!!無礼にも程がありますわ!弁えなさいな!!」 弁えろと言われても、この国の常識はよく分からん。 第一、王族というだけで無条件に敬意を持つ理由が何処にあるというのだろうか? 敬意は無いが、蔑む気も無い。踏ん反り返りたければ、自分の腰巾着にでもやっていろ。 「ただ踏ん反り返りたいだけなら、まだ害は無いのだがな…」 「それ、どういう意味で仰っていますの?」 第三王女という肩書きは中途半端この上無く、居ても居なくても良い存在。 王家の威光が無ければ貧乏貴族以上に無価値な存在。それが俺の感想だ。 だが、国が違えば常識は変わる。世界が違えば価値観も異なる。 「説明するのが面倒だ。姿を見せろ。」 俺の言葉に対する返答は凶刃となり、刷り硝子の窓を突き破る。 イリアに向かって一直線に突き進む飛刃を食材を乗せたトレイで叩き落す。 トレイの上に乗っていたカボチャがイリアの頭の上に落下し、蛙の様な悲鳴をあげる。 「貴方という方は……私を護って下さっていますの?それとも虐めたいだけですの!?」 カボチャが頭部に直撃した割に元気そうだ。 怒り心頭のようだが一応、命を救ってやったのだから大目に見てやって欲しい。 「存在が半端とは言え、王族が護衛も連れずに城の外に出るからこうなる。」 奇襲での殺害が困難と悟ったのか凶刃を放った者…大方、暗殺者の類だろう。 割れた刷り硝子を蹴破り、更に木製の壁を蹴破り、同じく木製の扉を蹴破り 二階から何かを破砕しながら階段から、二階の床を踏み貫き……… 「貴様等は……人の家を破壊しながらで無ければ姿を現せられんのかッ!?」 陽射しを全身に浴びながら黒装束を纏った5人の暗殺者が堂々と姿を現した。 この世界で様々な非常識に遭遇して来た。様々な危険にも立ち向かった。 どんな非常識にでも立ち向かえると思っていた。人を殺めずとも危機に立ち向かえると思っていた。 「暗殺者が音を立て、堂々と他人の家を破壊しながら姿を現すとはどういう了見だ?」 この世界の非常識はスケールが大き過ぎて受け入れざるを得ない事が多い。 だが、この手の嫌がらせ染みた非常識には……受け入れられるわけが無いだろう、糞莫迦野郎が。 「バーサーカー、貴様に用は無い。黙って姫君を渡せば良し、そうで無ければ…」 「黙れ。イリア、お前が呼び込んだ騒動を鎮める見返りに家の修繕費用と家財道具一式を補償しろ。」 「わ、分かりましたわ。」 「契約成立だな。」 自分で言うのも情けない話だが、俺自身の実力では、このふざけた連中を打倒するのは不可能だ。 それもその筈、俺は極普通の19歳の一般人に過ぎず、身体能力、数で劣る俺が勝利する道理は無い。 その上、刻印装甲を使用するにしても様々な制約を課せられている為、余程の緊急時で無い限り おいそれと見せびらかす事が出来るものでは無い。 まあ、今回の件で言えば命を狙われているのは俺では無く、ロワール王国第三王女のイリア姫。 俺にとっては緊急事態でも無ければ、非常事態でも何でもないし、知った事じゃない。 だが、幸いにもこの国にとっては非常事態で、俺はまんまと大義名分を得る事が出来たというわけだ。 何よりも、コイツの暗殺の為に俺の家を破壊した事、万死に値する。 ≪シルヴァール装甲展開≫ シルヴァールが自宅の屋根を突き破りながら視覚化し、その際に発生する疾風が暗殺者を自宅ごと吹き飛ばす。 更に木片となった自宅が散弾の様に飛び散り、暗殺者に襲い掛かる。 死にはしないだろうが全身を小さな傷で刻まれ死ぬほど痛い目を見ている頃だろう。ざまあみろ。 「ちょっと、やりすぎじゃありあませんの…?」 「シルヴァール抜きの俺はか弱いからな。これでも最大限に手加減したつもりだ。」 尤も、魔獣とばかり戦っているせいか殺気を掴み取る事だけに事関しては中々の物だと自負している。 何にせよ、暗殺のプロを相手に生身で攻撃を仕掛けるなど無謀な真似をするつもりは無い。 寧ろ、刻印装甲を出しておきながら魔術兵装を使わなかっただけ有難く思って欲しいものだ。 「何にせよ、これで終わりだ。奴等を捕縛して城に戻るぞ。」 「まだですわ!!あれをご覧になって!!」 イリアを城まで送ろうと踵を返そうとするとイリアは異を唱え自宅の跡地を指差した。 辟易する気分で其方に目を見やると紫がかった光が立ち昇っている。 「魔力の奔流…刻印装甲か。」 属性が異なる為、立ち昇る光の色は違うが、爆発的な魔力の膨張は刻印装甲が視覚化される時に物に相違無い。 シルヴァールを飛翔させ城壁を飛び越え、俺がこの世界に迷い込んだ時に佇んでいた草原へと移動した。 「何処へ行きますの!?敵はあちらですわよ!」 「城下で刻印装甲同士で戦闘しろと?民間人にまで被害が拡大するぞ!」 暗殺者が刻印装甲を持ち出した以上、役目を果たすか戦闘不能に陥るまで帰りそうにも無い。 戦いを避ける事が出来ないならば、せめて無関係の者を巻込まない場所で戦わなければ。 勝手に殺し合って死人が出るのは俺の知った事では無いが、俺が原因で人を死なせるのは避けたい。 そして、刻印装甲同士の戦い…それ以前に対人戦は初めてだが、四の五の言ってもいられない。 ≪秘術・空渡≫ 「ッ!?」 聞きなれない言霊と共に足元が裂け、暗殺者の刻印装甲が地を破りながら襲い掛かる。回避は間に合わない。 避けられないのなら、殴り倒して無力化するまでだ。掌に風を収束し言霊に乗せて解き放つ。 ≪ソニックインパクトッ!!≫ シルヴァールに迫る、悪鬼の如く禍々しく巨大な爪を弾き飛ばし、追撃に転じ様とするが奴の姿は既に無い。 だが、剥き出しにされた殺気は相変わらず、俺を刺し貫いたままだ。撤退するつもりは無いらしい。 奴の姿は見えないが一瞬でも視認し、触れる事が出来た為、シルヴァールと奴が繋がりを持ち その情報が頭に流れ込んで来る。シルヴァールと同じ三大属性の一つ闇属性の上級刻印装甲シェイサイド。 丸みがかった曲線状の黒い装甲に上半身ほどの大きさを持つ巨大な爪を持つ刻印装甲だ。 しかし、同格の刻印装甲という事もありシェイサイドの情報は虫食い状態な上に霞がかっている。 感覚的には思い出せそうで思い出せないという、あの不快な感覚に近い。 「チッ…情報の遮断が強いな…」 ≪我が装甲を知った以上、生かして返すわけにはいかん…インダクトベイン!≫ 勝手に見せびらかした奴の言う台詞か?シェイサイドが上空に姿を現し、右腕を天に掲げ言霊を紡ぐ。 全身を縛めるかのように漆黒に塗られた数百程の短刀が螺旋を描きながら、シルヴァールを取り囲む。 そして、シェイサイドが腕を振り下ろすと同時に短刀が四方八方から襲い掛かる。 ≪姫君と共に滅するが良い。≫ ≪舐めるなよ、アサシン!ランス展開…ライボルトスクリーマー!≫ 瞬時に召喚した五つ股の槍から五条の雷光がシルヴァールを守るように旋回しながら放たれ 襲い掛かる短刀をことごとく消滅させ、シェイサイドに襲い掛かる。どんなに速かろうと関係無い。 術者が認識した攻撃対象を確実に雷撃を浴びせる。これはそういう能力を持った兵装だからだ。 ≪絶対回避不能攻撃…だが…我が秘術の前では無力!≫ 上空へと駆け上る雷光はシェイサイドが姿を消失させると同時に追尾を止め霧散する。 シルヴァールが認識範囲内に攻撃対象が存在しないと判断したからだ。 そして、シルヴァールの背後からシェイサイドが大爪を振りかぶりながら躍り出る。 ≪殺ったッ!!ケイオスファングッ!!≫ シェイサイドの大爪に牙を連想させるような歪な刃が無数に生え、化物の顎と化す。 しかし、問題は物理的な攻撃力以上に、どのような魔術効果を持つのかという事だ。 情報の遮断が激しく物理攻撃、魔術攻撃、複合攻撃。それらの判断が付けられない。 相手は上級。対応を誤れば、此方が手痛いダメージを受ける事になりかねない。 せめて相手が人間では無く、化物ならグラビトンランサーで分子レベルまで粉砕してやるというのに。 ≪殺気がだだ漏れだ…ウインドスライサー!≫ 翼から羽状の剣を抜き取り、シェイサイドの攻撃を受け流し、言霊を吐き捨て、刀身を十二に分割し 魔力の鎖で再連結し、ケイオスファングを雁字搦めに縛り上げる。魔術と物理、どちらの干渉も無い。 要は複合属性攻撃同士でぶつかり合った事により拮抗状態に陥ったという事だ。 ≪ならば、力が強い方が勝つ。話は簡単だ…ソニックインパクト!!≫ 間髪入れず両の腕に疾風を纏い、硬直したシェイサイドの頭部を打ち砕き、脇腹を突き刺し、胸部を打ち貫く。 ソニックインパクトの連撃を受け、シェイサイドが崩れ落ち、背中から倒れ込む。 ≪ま、まだだ…秘術・空渡≫ 殺気を残して姿が消える。どうせ死角からの攻撃だろうが奴も此方と同じく大技を使っていない。 厄介な魔術兵装を使われる前にケリを付けたいところなのだが…忌々しい奴め…! せめて、シェイサイドの能力の正体を暴く事が出来れば、対処のしようもあるのだが… 戦闘に巻込まれ、押し潰された草花…加速能力なら草木は吹き飛んでいる。 転移能力なら殺気が途切れている筈…だが、この草原一帯に奴の殺気がこべり付いている。 最も、殺気が濃い箇所に向き直るが、奴の姿は無く、間合いの内側に押し潰された草花。 まさか……翼をはためかせ、押し潰された草花の真上を飛翔…耳をつんざく轟音が辺り一面になり響く。 そして、シェイサイドがその姿を明滅させながら、草花の絨毯を転がる。 ≪大当たりか。ならば、茶番は此処までだ!≫ シェイサイドに追い縋り、背中の剣を引き抜き、魔力を込めずに薙ぎ払い、腰から下を斬り落とし 斬り返して右腕を叩き落す。返す刀で左腕を貫き、羽剣を投げ捨て、一気に引き千切る。 ≪折角の魔術干渉能力も使い手が三流ではなッ!≫ 刻印装甲は周囲の情報を魔力によって認識し、五感に変換し、適合者へと送る仕組みとなっている。 秘術・空渡の正体は、自分自身の魔力さえも干渉してしまう程の強力な対魔術用のジャマーだ。 一度、発動すれば刻印装甲の魔力感知を阻害。更に魔術兵装は攻撃対象を認識して初めて効果を発揮する。 だから、ライボルトスクリーマーの様な絶対回避不能能力を持つ兵装でさえも無効化されてしまった。 ≪な、何故、空渡が破られた!?≫ だが、強力な魔術干渉が行われているというだけであって、存在その物が消失したわけでは無く 刻印装甲の外からなら、その姿も足音も認識する事は可能、物理的な干渉までは遮断出来ない。 民間人に被害を出すわけにはいかないと思って、この大草原に場所を移したのが幸運だった。 何も無い場所で不自然に草花のが押し潰されていては疑って下さいと言っているようなものだ。 その上、出所がはっきりと特定出来る程の魔獣以上の殺気を常時放っているのだから、尚更だ。 ≪分からないのならば、暗殺者を廃業するべきだな。≫ 下半身と両腕を奪ったとは言え、魔力さえ残っていれば、失った器官の再構築など容易い。 腐っても上級刻印装甲、無駄話をしている間に回復されても面倒だ。 ≪キ、キサマッ!何をするつもりだ!≫ そもそも、敵と交わす舌など持ち合わせていない。我が家の仇を討たせてもらう。 だが、殺す気は無い。シェイサイドの頭部を鷲掴みにして、崖の底へと投げ入れる。 大怪我をするかも知れんが、死ぬ事は無いだろうし這い上がるのも難しいが不可能では無い。 それでも、まだ向かって来るのであれば、その時は瞬殺してもっと深い谷底に落としてやろう。 「お見事ですわ、涼夜殿!民に被害を出す事無く、私を護り、上級刻印装甲を撃退した武勇と知略!賞賛に値しますわ!」 まだ居たのか、お前。何故か、顔を上気させながら大喜びしている。 戦闘中はこれまでと打って変わって大人しくなっていたので、存在を忘れていたんだが、 庇いながら戦うのも面倒だと思いシルヴァールを展開する際、玉座に押し込んでいたんだった。 誤って、面白半分で踏み潰す危険性もあったしな。 またイリアが口喧しくなっては拳骨を落としかねん。大人しい内に城に送り、適当な衛兵に押し付ける。 イリアが何か言いたそうにしていたが、喋らせても喧しいだけなので見ない振りをして退散して来たわけだが… 城下へと戻ると何故か自宅周辺に人だかりが出来ている。 まさか泥棒でも入ったんじゃないだろうな?流石に温厚な俺でもそれは許さんぞ。 人垣をかき分けると其処には粉々に吹き飛ばされた俺の家の残骸が転がっていた。 「…そう言えば、俺が粉々に吹き飛ばしたんだった…」 悪乗りして吹き飛ばした事を思い出す、家や家財道具一式を補償させる事で話を進めているが 1日、2日で家を如何こう出来る筈も無い。これは暫くの間、宿暮らしをせねばならんか? 今日のところは宿で一晩を過ごし、明日からカンザス湿地帯の調査を開始する事にしよう。 調査が終了するまでに如何にかなっていれば良いんだが…今からアランに宿代を毟り取りに行くべきだろうか? ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
https://w.atwiki.jp/legendofnorrath/pages/100.html
SS Title Barbarian Warrior Type Unit Faction Light Attribute -Barbarian Archtype Generic Cost 2 Attack 1 Defense 1 Bonus +1 Health 1 Game Text Frenzy Card Number 1U281(Uncommon,Oathbound) Lore I took up fishing because it was a nice and quiet activity. Most of all, I took it up to avoid conversing with strangers. --Bait Masterson, Barbarian Fisherman
https://w.atwiki.jp/toho/pages/5869.html
氷弾奏結界 妖精戦奏曲 Scherzo of Fairy Wars サークル:dBu music Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 春の氷精 ~Recalled. どぶウサギ 妖精大戦争 春の氷精 [02 33] 02 可愛い大戦争のリフレイン どぶウサギ 妖精大戦争 可愛い大戦争のリフレーン [04 02] 03 悪戯に命を賭けて ~Trick or Die どぶウサギ 妖精大戦争 いたずらに命をかけて [02 37] 04 年中不休の好奇心 どぶウサギ 妖精大戦争 年中夢中の好奇心 [04 06] 05 Fairy Dance in Deep Night どぶウサギ 妖精大戦争 真夜中のフェアリーダンス [03 58] 06 妖精大戦奏 ~Fairy Wars Symphony どぶウサギ 妖精大戦争 妖精大戦争 ~ Fairy Wars [03 26] 07 春の氷精-静- ~Forgot. どぶウサギ 妖精大戦争 春の氷精 - 静 - [02 42] 08 霧雨 ~Loose Rain どぶウサギ 妖精大戦争 ルーズレイン [05 27] 09 妖星閃奏曲 ~Magus Night どぶウサギ 妖精大戦争 メイガスナイト [04 59] 詳細 コミックマーケット79(2010/12/30)にて頒布 イベント価格:500円 ショップ価格:735円(税込) レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/2154.html
Clean Tears くりいんていああす【登録タグ クリエイター 作く】 曲一覧 Out of lies Pusse cafe コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/vipdelols3/pages/78.html
item_sightward.gif Active (消費) 視界1100を持つオブジェクトを指定地点に設置する オブジェクトは設置から約3秒後にステルス状態になり、3分間持続する item_visionward.gif Active (消費) ステルスを看破できる視界1000を持つオブジェクトを指定地点に設置する オブジェクトは設置から約3秒後にステルス状態になり、3分間持続する 代表的な場所 Baron attachment.php?attachmentid=57351 d=1284395635 Dragon attachment.php?attachmentid=57350 d=1284395614 勝ちたい奴は他も見とけ リンク名 http //na.leagueoflegends.com/board/showthread.php?t=237514 テクいワードの置き方 http //www.nerfplz.com/2012/02/tossing-wards-over-ledges-for-pro.html
https://w.atwiki.jp/pathofexile12/pages/306.html
入手方法 詳説・特徴 関連リンク Star of Wraeclast Ruby Amulet ステータス要求値:LEVEL28 +(20-30)% to Fire ResistanceFire耐性+(20-30)% Grants Level 10 Frostblink Skillレベル10のFrostblinkを使用可能になる (30-50)% increased Cold DamageColdダメージが(30-50)%増加 +(10-15)% to all Elemental Resistances全エレメンタル耐性+(10-15)% 60% increased Area of Effect of Curse Skillsカースの範囲が60%増加 You cannot be Cursed with SilenceあなたはSilenceにかからなくなる Frostblink has 50% increased DurationFrostblinkの継続時間が50%増加 --Corrputed--頽廃している I offer to you an eternal oaththat binds your heart to mine;a bond that not even death will break.Will you accept?- Daresso, to his beloved 入手方法 カード等のドロップ以外の入手方法 アイテム 必要数 備考 Ruby Ring 1 ベンダーレシピ Onyx Amulet 1 レベル20のCorruptしたLightning Warp 1 詳説・特徴 関連リンク 英wiki https //pathofexile.gamepedia.com/Star_of_Wraeclast Unique Amulets 一覧
https://w.atwiki.jp/mituhide/pages/12.html
BBS World of Warcraft Wiki Ani WoWエミュ鯖 WoWクライアント WoWクライアントアップグレード
https://w.atwiki.jp/vocaloidenglishlyric/pages/469.html
【Tags Gumi Itou Kashitarou LeftyMonster-P tE tM H】 Original Music title ホシアイ English music title Meeting of Stars / Encounter of Stars Romaji music title Hoshiai Lyrics written by レフティーモンスターP (LeftyMonster-P), 伊東歌詞太郎 (Itou Kashitarou) Music written by レフティーモンスターP (LeftyMonster-P) Music arranged by レフティーモンスターP (LeftyMonster-P) Singer(s) Gumi (Megpoid) Click here for the original Japanese Lyrics English Lyrics (translated by renna_usagi): I'm going to meet you right now, by following this star, to your city that sinks in the darkness I'm going without taking anyone along in secret A world for only the two of us, I pull your hand Come on The last train that connects you and I has passed by too much between tomorrow and today* The unfamiliar scenery outside the window flows past and I check my watch too many times in uneasiness Eagerly I waited for this night, ah I'm going to meet you right now, by following this star, to your city that sinks in the darkness of the night Just by looking up at the moon floating in the sky, I'll know about our "hoshiai," Ah* The smell of the summer grass at home that I stepped off of Taking a deep breath, I trot forward- At the arranged place, you waited for me Your shy smile, and the tears that spilled forth Even though the amount of things I want to say are as high as a moutain As soon as I touched you, they all flew away Words are unneeded, because my throbbing heartbeats will convey my unchanging feelings When the night turns to dawn Will the two of us be seperated again? If the world tries to pull us away from each other, even if the distant, dark sky hides you, our overlapping thoughts should lead the way The stream of stars will, surely, no matter how many times .. I'm going to meet you, so wipe away your tears No matter how many times I'm reborn, I'll go to where you are Just by looking up at the moon floating in the sky, I'll know about our "hoshiai," see?* The streams of light coming in from the window They spill on the empty sheets Romaji lyrics (transliterated by haru47): ainiiku yo ima hoshi wo tadotte yoru no yami ni shizumu kimi no machi made dare nimo naisho de tsurete iku no sa futari dake no sekai kimi no te wo hiite saa kimi to boku wo tsunagu saishuuressha ga kinou to kyou no ma wo toorisugiteku mado no soto nagareru minarenu keshiki ni munasawagi nando mo nagameru tokei yubiori kazoete kono yoru wo mattetanda aa ai ni iku yo ima hoshi wo tadotte yoru no yami ni shizumu kimi no machi made miageta yozora ni ukabu tsuki dake futari no hoshiai wo shitteiru no wa Ah oritatta ho-mu ni natsukusa no nioi mune ippai suikomi kobashiri mukau machiaishitsu de mattekurete ita kimi no hanikanda egao,koboreta namida hanashitai koto wa yama hodo aru noni kimi ni fureta totan tonde ittanda kotoba wa iranai takanaru kodou ga kawaranai kimochi wo tsutaetekureta kara yoru ga aketara mata bokura hanarebanare nano sekai ga futari wo hikihanasou to shite tooku kurai sora ni kimi wo kakushite mo kasanaru omoi ga michibiitekureru hazu hoshi no kawa watatte kitto nando demo aini iku yo dakara namida wo fuite nando umarekawatte mo kimi no moto eto miageta yozora ni ukabu tsuki dake futari no hoshiai wo shitteiru nowa nee mado kara sashikomu hikari no tsubu ga dare mo inai shi-to ni koboreta [LeftyMonster-P, LeftyMonsterP, Itou Kashitarou]
https://w.atwiki.jp/sksr/pages/13.html
Frank Lioyd Wright s tearm of change(1910~1920) The Lost Years (1910~1922) From 1909 to around 1922, the period has been considered lost in terms of our understanding of Wright s work, he was puzzled about job and house’s problem, but in this term, it has rich in creative development for him, regardless of the fact that Wright built far few buildings in the decade after 1910 than in the previous decade.What he saw provided the European artistic inspiration that allowed his practice to enter a rich, experimental period upon his return from Europe. On the lost years, it was important that he travel to Europe. I want to explain that why it was that. Frank Lloyd Wright’s history 1910 -Frank Lloyd Wright and Mamah return from Europe,travel of love. 1911 TaliensenⅠ 1912 W. Little ResidenceⅡ 1914 Midway Garden - Taliesen was set fired, in this affair Mama and her children who visited on vaction. TaliesenⅡ was constructed 1915 F.L.W received a letter by Miriam Noel 1916 - Order design of The Imperial Hotel decided officially 1922 - Divorce with Catherin Married with Noel After death of Mamah, What got him out ofdifficulty was not Noel, butorder of The ImperialHotel Wright in Europe The received notions of influence in Wright or Wright s influence in Europe have been put forward outside of any biographical context. Yet, the impact of Europe on his art was bound up with his personal experiences. The most immediate demonstrable result of his travels was the collation of his work in a graphic format for the monograph that was unparalleled by the publications of any contemporary American or European architect. He had confronted in person aspects of the historical legacy of Western architecture and had begun to write about his reaction to it for his Wasmuth Introduction. And yet Wright s "spiritual adventure" was incomplete. Before he could fully reveal how Europe had affected his work he had to face a return to his family, to translate his experience into his art, and to fit his principles into an unconventional life. His explorations of the lessons of Europe would take place in the midst of intense strife.the experience in Europe imbedded him more deeply into the culture of American than anyone has suspected. Europe made Wright more American than ever.
https://w.atwiki.jp/bemani2dp/pages/3544.html
GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE HYPER HANDS UP Wing of Hearts USAO DJ Nanashi 187 ? ?%(yyyy/mm/dd) 攻略・コメント 名前 コメント